コアラ日記

もくじ
この連載について

ごあいさつ

はじめまして。
わたしはふだん本のデザインの仕事をしています。
日記を書いてみたらとすすめられたので、書いてみますが、
たぶんあまり得ることのない日記です。
コアラの絵はヒグチユウコさんが描いてくれたわたしです。
なので、コアラ日記というタイトルにしました。
どうぞよろしくお願いいたします。

第66回

10月の日記(後半)

2026年1月31日掲載

10/16

鈴木俊貴さん『僕には鳥の言葉がわかる』増刷帯作成。もう何度目かわからない!

竹尾見本帖にて「きみとかみ 昨日のある紙の話」展を見た。とても楽しいよい展示だった!

隣のTOBICHIにて、欲しかった100%ORANGEさんのリスがぞろぞろでてくるテープを買い、小学館へ。村松さんと打ち合わせ。

10/17

午前中、ミモザブックス・照山さんと打ち合わせ。

近所のよく打ち合わせに使うカフェは「チュンコカフェ」と勝手に呼んでいて、それはチュンコ先生とは関係なく、スズメがよく来るから名付けているのだが、いつもかわいいと思って携帯電話のカメラを向けると、スッといなくなってしまう。

しかし今日はカメラを向けてもポーズを取るくらいの堂々としたチュンがいた。

午後、偕成社へ行き、まだ言えない本の打ち合わせ。

夕方、鍼へ行く。

10/18

『猫目小僧DVD』作業。

朝から歌集編集ワークショップ「短歌を詠んだら歌集を編もう」へ。岡野大嗣さんと左右社・筒井さんと講義。岡野さんが黒板をフルに活用。久しぶりに触るチョーク。毎回受講生の方の全体の雰囲気が違うのが面白い。

会場が池尻にある元小学校を利用したところなので、終わった後は皆で給食を食べた。

そしてそのまま岡野さんと集英社・木倉さんと打ち合わせへ突入。

夜、原宿にできたハリーポッターのショップに入ってみた。昼間は行列なのに、並んでいる人がいなかったから。ちょっとでも好きな人はぜひ行ってみてほしい。2階へいくエスカレーターが素敵です。

10/19

チュンコ先生宅にてKちゃんとご飯。ほやを買っておいてくれたので、よろこんで捌いた。

10/20

はらだ有彩さん『帰りに牛乳買ってきて』ラフ。

大学時代に友だちとルームシェアをしていたので、重ねてとても面白く読んだ。

今だにおふたりは続けているのが何よりすごい。

早川書房・窪木さんとまだ言えない本の打ち合わせ。

学研・長岡さんと打ち合わせ。

夕方、八紘美術さんへ。

10/21

NHK短歌の穂村弘さん連載が単行本になるので、表紙撮影。

井上佐由紀さん、ヘアメイク・大山さんという前回に続く布陣で九十九里浜へ。

つぶれたカラオケ屋さんの看板がなくてももうたどり着けるようになった。

10/22

たくさんのふしぎラフ。

安野光雅さん『地球は日時計』作業など。

10/23

金原瑞人さん『英米文学のわからない言葉』作業。

ジムへ行き、ボリス雑貨店へ寄り、小学館へ。徳山さんと打ち合わせ。帰りに伊勢丹へ寄った。

10/24

穂村弘さん『近現代短歌』文庫ラフ。

川上未映子さん『黄色い家』文庫帯など。

福音館書店・北森さんと打ち合わせ。

ほぼ日・永田さんへのメールに「けっこう肌寒いですね」と書いたつもりが「決行肌寒いですね」になっており、「決行肌‥‥。かっこいい‥‥。」とお返事が。確かにかっこいい、ついていきたい。永田さんのメールはいつも軽やかで憧れる。

夜、NHK・倉森さんとテレビマンユニオン阿部さんとご飯。

10/25

夜、マームとジプシーの林さんを囲むご飯会。吉祥寺にて。帰りにみんなで穂村弘さんちへ寄った。

10/26

パレットクラブで先生。帰りにいわて銀河プラザへ寄り、いつもの冷凍ほやと、一個だけ残っていた福田パンのジャム・バターを買って帰る。

10/27

斉藤倫さん『しじんのゆうびんやさん』の受賞帯。

三修社にて前田さん、斎藤さんと打ち合わせ。

青土社・熊谷さんと打ち合わせ。大貫妙子さん特集のユリイカ。ユリイカをやるのは何年ぶりだろう!

講談社・川崎さん、沖本さんと絵本打ち合わせ。

10/28

朝から『贈り物の本』の印刷立ち会い。現場の方はすばらしくてほっとした(多くは言うまい)。

亜紀書房・内藤さんとほくほくした。

午後、新里製本所さんへ。

神保町に寄って、ささまのモナカと生菓子を買って、バスキュールさんへ。おやつの似合う打ち合わせはいいものだ。

盛岡に熊が出たというニュースがあり、調べると実家と同じ町内だった。

10/29

「いま猫の世界ではロワチーズが流行ってるんですよ」とお店の主人に言われた、という夢を見た。

ちくま入稿、ユリイカラフ、ホワイトヘッドさん『数学入門』文庫ラフ、など。

夕方、講談社にて、小縄さんと、矢部太郎さんと『楽屋のトナくん』打ち合わせ。文芸のフロアに行くと中野さんがいたので写真を撮った。

10/30

「先生の弟さんは展示の深さを測る仕事をしていたんですよ」と言われる夢を見た。

『溺れる少女』(ケイトリン・R・キアナン著、鯨井久志訳)ラフ。

筑摩書房・石島さんと宮崎哲弥さん『『100万回生きたねこ』のナゾを解く』打ち合わせ。

ユリイカを入稿した(早い!)。

10/31

三ヶ月前の夢の素敵な人は今日はこなかった。まだノートが手に入ってないのかもしれない。

斉藤倫さん『探検家学園』ラフ。

福音館書店・谷口さんとキャビンカンパニーさんの絵本打ち合わせ。

夕方、集英社・木倉さん、岡野大嗣さん、装画の方(まだ内緒)とzoom打ち合わせ。

最近の名久井さん

正月に片付けるはずだった自分の机を見つめています…。

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著者プロフィール
名久井直子

ブックデザイナー。1976年生まれ。武蔵野美術大学卒業後、広告代理店勤務を経て、2005年独立。ブックデザインを中心に紙まわりの仕事を手がける。第45回講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。2022年BEST BOOK DESIGN FROM ALL OVER THE WORLDにてBronze Medal受賞。